セシリアシチー(メアリーT) 第2戦


デビュー戦の前走は6着となかなかの着だが、相手は軽く、時計も平凡以下。

しかし、それでも6着は立派だし、レース後落鉄も判明。

また、最初から距離に対する懸念があり、適距離ならもっとやれそう。

先行力もスピードもあり、楽しめる愛馬。

前走後優先権がない為に梶村ステーブルに放牧に出されましたが、帰厩。

2月12日の東京3R 3歳未勝利 ダート1600m 牝馬限定戦に出馬希望も除外確定の為に関西遠征。


2月12日 京都1R 3歳未勝利 ダート1800m 牝馬限定戦に出走!!

しかし、レース当日、感冒により取消。

せっかく関東愛馬の関西遠征に私の休日が重なり、現地で応援と思っていたが、実現できなくて残念。


2月3日の追い切りはジョッキー騎乗とはいえ、美浦坂路4F51.6となかなかの動き。

脚力なしにこの時計は出ないものでやはり素質を感じる。

また、馬格があり2走目の上積みも期待できることから今回は大いに期待。

2月15日に梶村ステーブルに放牧に出されましたが3月3日に帰厩を確認。


3月27日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1800m 牝馬限定戦に出馬想定!!

フルゲート16頭のところに想定数40頭。

内15頭が優先出走権持ちと優先権のある初出走馬でセシリアシチーは除外確実ということで回避。


4月2日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1800mに出走!!

8着/12番人気。

やはり輸送が堪えたようで、馬体重は前走マイナス18キロ。

先行力もあり、この状態でここまでやれるのだから、輸送の少ない関東圏或いは滞在競馬ならもっとやれるはず。


レース回顧と時計の分析を掲載。

追い切りの動きは良化。レース内容も時計を大幅に詰め良化。



パドック写真付き現地観戦レポート。

(2011年4月4日完結)

2011年2月3日立ち上げ

●前走後、梶村ステーブルに放牧に出されていましたが、美浦トレセンに入厩しました

 前走後、優先権が取れなかったことにより出走間隔を空けなければ出走が難しいことから梶村ステーブルに放牧に出されていた我らが愛馬セシリアシチーですが、今週美浦トレセンに帰厩しました。1日或いは2日に戻ったということになります。

 デビュー戦の前走は6着となかなかの着でしたが相手は軽く、時計も平凡以下。しかし、それでも6着は立派ですし、レース後落鉄も判明したことから、それがなければもっとやれていたと思います。
 また、前走前から距離が長いのではないかという懸念があり、今回距離短縮ならもっとやれそうな気がします。更に馬格もあることから、2走目の上積みも期待できます。

 先行力もスピードもあり、楽しめる愛馬。前走の走破時計からはいきなり勝ち負けというところまでは疑問ですが、少なくとも前走程度はやれるはずです。次のレースを楽しみにしています。

●次走は2月12日の東京3R ダート1600m 牝馬限定戦が濃厚

 帰厩時期から言って、我らが愛馬セシリアシチーの次走は2月12日の東京3R ダート1600m 牝馬限定戦が濃厚でしょう。前走は中山開催中で1800mか1200mの選択肢しかなく、距離不安ながら1800mに出馬した経緯があります。

 そして、落鉄や直線入り口でゴチャつくこともありましたが、結果的に直線で失速。やはり距離も長い気がしました。そもそもセシリアシチーの父カリズマティックは中距離馬で1800mまでは順調なら走れるかも知れませんが、レース前から陣営のコメントとしても距離が長い気がするというものでしたし、鞍上の伊藤直人騎手も距離が不安なので控える競馬をしたとレース後にコメントされています。

 ダート1600mなら適距離でしかも前走同様の牝馬限定戦。ここなら出番がありそうな気がします。

 また、除外だったとしても、翌週19日の東京3Rにも同じ番組があります。それを過ぎるとまたダートでは1200mか1800mしかない中山開催になってしまうため、このどちらかに確実に出走しなくてはなりません。

これ以降は2月9日に作成

●気になる出馬想定表(2月12日 東京3R)

出馬想定表 2月12日 東京3R 3歳未勝利 ダート1600m 牝馬限定戦 全25頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤアジナ 田中勝春  1/09 未勝利 中山芝1800
アフィントン 吉田隼人  1/23 未勝利 中山芝1600
エステーローズ 真島大輔  1/19 交流 船橋ダ1600 14 11 17
カトルズグリーン 松岡正海  1/15 未勝利 中山ダ1800 10 12
カフェローレル 松岡正海 12/04 未勝利 中山ダ1800
カンヌシチー 鈴来直人  1/05 未勝利 中山ダ1200 15 15 16
クールトップレディ 柴田善臣 12/11 新馬 中山ダ1200
クイーンセレニティ 大庭和弥  1/05 未勝利 中山芝2000 13 12
クラウディア 内田博幸  1/29 未勝利 東京ダ1400 12
クリスタリン 津村明秀  1/09 未勝利 中山ダ1200
グジョウハチマン 内田博幸  1/29 新馬 東京芝1400
コスモミアモーレ 中谷雄太  1/16 未勝利 中山ダ1800 15 10
スタービューティ 三浦皇成  1/22 新馬 中山ダ1200
スプリングロバーツ 宮崎北斗  1/15 未勝利 中山ダ1800 12 13
セシリアシチー 伊藤直人  1/16 新馬 中山ダ1800
セラーナ チャドウィック 11/27 未勝利 東京芝1600 16 14 10 11
ノアパステル
バルトデスティニー
ピュアマインド
マックスアリウ
マリブビーチ
ミススパイダー
ミロス
ライヴマジック
リヴァーレ

ある程度まで調べましたが、セシリアシチーは基本除外対象ですね。

これ以降は2月10日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 2月12日 京都1R 3歳未勝利 ダート1800m 牝馬限定戦 全13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エーシンジョイフル 藤岡佑介  1/16 未勝利 京都ダ1800 14
クリノマドンナ 後藤浩輝  1/29 未勝利 東京ダ1400 11 16 16 10 13
セシリアシチー 佐藤哲三  1/16 未勝利 中山ダ1800
セーヌドパリ 幸英明  1/22 新馬 京都ダ1800
ダイナミックワルツ 国分優作  1/29 未勝利 京都ダ1200 12 16 10 15 15 10
テイエムセーラー 国分恭介  1/22 未勝利 京都ダ1800 10 13
ポートワイン 岩田康誠  1/22 未勝利 京都ダ1800
マイネマグノリア リスポリ  1/22 未勝利 京都ダ1800 11 12
ミロス 吉田稔  1/15 未勝利 中山ダ1800 11 14 15
メーンテーブル 四位洋文  1/22 未勝利 京都ダ1800
ユウキオジョウー 和田竜二  1/22 未勝利 京都ダ1800 14 12 12
ライヴマジック 武豊  1/15 未勝利 中山ダ1800
ルレーヴドメール 福永祐一  1/08 新馬 京都ダ1800

騎手の太字は乗り替わり

 予定していた東京の牝馬限定戦は上記出馬想定でもわかりますように、除外確実ですので、頭数が少なく弱面の京都に遠征しました。これは大賛成です。それにしてもフルゲートにもならないとは。

 当日は私は休日ですので、滅多にお目にかかれない関東馬のセシリアシチーを現地に見に行きたいと思います。口取りは申し込んでいませんが、京都とわかっていたら、申し込んでいたのですが。逆に東京と思っていた方の多くは京都までは未勝利戦の為に来れないでしょうね。

●京都ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

●騎手は佐藤哲三騎手 ほっさん評価「A+」

 1970年9月17日生まれの40歳。1989年に吉岡八郎厩舎所属でデビュー。23年目。同期に田中勝春騎手、角田晃一元騎手現調教師がいる。

 デビュー年は8勝で、2年目に27勝と勝ち星を増やした。92年に朝日チャレンジカップGVで重賞初制覇(レットイットビー・吉岡八郎厩舎)。94年12月21日付けでフリーとなる。96年にマイネルマックスでGT制覇。この年自己最多の70勝を上げた。

 02年に通算500勝を突破。03年にはタップダンスシチーでジャパンカップGTを優勝。

 途切れなく重賞を勝っており、目下15年連続記録更新中。この記録は称賛に値する。


 「職人肌のイメージだが、騎乗ぶりはスマート。馬を伸ばすのに強引には追わない。パワーがない訳ではない。道中の立ち回りと捌きはソツがなく、考えながら騎乗し、レースでは余裕を感じさせる。スムーズに流れに乗せられるので、極端な後ろからの競馬がない。」(佐藤祐樹元騎手)

 真面目な性格で、インタビューでは細かく長く話してくれる。記者がまとめるのに苦労するほど。

 佐藤哲三といえばなんと言っても佐々木晶三師とのタッグである。2002年以降に挙げたJRA重賞27勝の内、19勝は佐々木晶三厩舎の所属馬で挙げたものである。そして佐々木晶三師と仲の良い安達昭夫師、西園正都師との縁も深い。


 2000年のラガーレグルスのゲート再審査の際、心無い観客がゲート近くの柵を叩く等の悪戯をした為ラガーレグルスは興奮。ゲート審査に不合格となりダービー出走が不可能になる。さらにゲート検査後、野次を飛ばした観客に激怒した佐藤がスタンドに向かって詰め寄り、JRA職員に止められる騒ぎとなる。

 人気馬を自ら潰しにかかる騎乗スタイルは、格上馬が出走すると最初から2着狙いが見られるようになったと言われる最近の騎手の中では珍しく、馬券派のファンから支持されている。

 大の競艇好きであり、ジョッキーの間では「哲三先生」と呼ばれるほど精通している(競艇専門誌「マクール」の「俺もボートファンだ!」でインタビューを受けている)。年末の賞金王決定戦特番に出演するなど、メディア露出は競艇関連が大多数を占めている。

 2004年の宝塚記念を勝利した際、使用していたゴーグル、鞭、更にはヘルメットまでも観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。2009年にはかしわ記念(エスポワールシチー)を勝利した際も鞭を観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。


 2011年2月10日現在、中央では852勝(内GT5勝、重賞42勝)。2010年は36勝、勝率8.4パーセントと若干低いが、エスポワールシチーやアーネストリーといった一流馬を育てた手腕は超一流。

 2010月9月19日のスポーツニッポン紙・乗峯栄一氏のコラムでは次のように紹介されている。
雑誌の依頼で、ブリーダーズC挑戦エスポワールの佐藤哲三インタビューをやった。いや、佐藤哲三という騎手は凄い。「歩度を伸ばすことに努めていますが、歩度を伸ばすのはこちらとの信頼関係の中でエスポの自立心を育むことなんです」などと騎手コメントでは滅多に聞かない言葉がバンバン出てくる。個人的には十数年前の「競走馬騎乗はベニヤ板です」「ロンシャンボーイは風船抱えてました」など清山宏明語録以来の感動だ。佐藤哲三は「乗る」というより「馬を作る騎手」だ。だからそこをうまく了解する佐々木厩舎や安達厩舎だといい結果が出るということなんだろう。(以下省略)

 私も全く同意見である。


 海外遠征は2004年タップダンスシチーで凱旋門賞に出走しているがバゴの17着に敗れた。しかし、これはチャーターする予定であった飛行機が故障により離陸できないアクシデントに見舞われ、輸送が不可能となり、佐々木晶三調教師は一度は遠征を断念したものの一口馬主の会員には出走を望む声が多く、出走2日前出発の飛行機で輸送するスケジュールで遠征を敢行した為であり、これは度外視すべき結果である。


 ほっさん愛馬では最多の41戦12勝。オペラシチーの目黒記念GUをはじめ、エスポワールシチーのGT5勝全て彼の騎乗。そのいぶし銀の腕前は衰えるどころか輝きを増している。

 ほっさん愛馬に騎乗していただいた経験としては、調教師の指示に従順で、ペースや出遅れなど構わず言われた通りの騎乗をする。一流と言われる騎手のほとんどは調教師の指示があってもペースやレース感などから突然自分が良かれと思う乗り方を選択し結果を出すが、佐藤哲三騎手はそういった騎乗はほとんどない。そういった面などから一流と分け隔てられるところだろう。
 故に調教師の指示に従い、ペースが遅いのに直線一気になったり、流れが速くなりそうでもハナを主張したりするので批判の矢面に立たされることが多い。
 しかし、それが佐藤哲三騎手であって、私はそういう騎手がいることも大切と思う。

 今回もダートの一戦で特に期待したい。


 ほっさん愛馬での成績 41戦12勝

2004年 6月27日 オペラシチー     鶴橋特別 500万下  阪神芝2000m  1着1番人気
2004年 7月25日 オペラシチー     玄海特別 1000万下 小倉芝2000m  1着1番人気
2004年 9月11日 オペラシチー     朝日CC GV      阪神芝2000m  7着/2番人気
2004年10月24日 オペラシチー     菊花賞 GT       京都芝3000m  3着/6番人気
2005年 2月26日 オペラシチー     御堂筋S 1600万下  中山芝2500m  1着1番人気
2005年 3月26日 オペラシチー     日経賞 GU       中山芝2500m  3着2番人気
2005年 4月24日 オペラシチー     メトロポリタンS OP   東京芝2400m  3着1番人気
2005年 5月21日 オペラシチー     目黒記念 GU      東京芝2500m  1着1番人気
2005年 8月21日 オペラシチー     札幌記念 GU      札幌芝2000m  7着/1番人気
2006年 1月22日 オペラシチー     AJCC GU       中山芝2200m  5着/3番人気
2006年 2月12日 オペラシチー     ダイヤモンドS GV   東京芝3400m  10着/4番人気
2006年 7月30日 ダブルダンスシチー 2歳新馬         小倉芝1200m  8着/3番人気
2006年 8月27日 ロンドンシチー    3歳未勝利        新潟ダ1200m  6着/7番人気
2006年10月29日 ダンシングシチー  2歳新馬          東京芝1600m  8着/9番人気
2007年 6月17日 フォレストシチー   3歳未勝利        阪神ダ1800m 13着/10番人気
2007年 6月30日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利        阪神ダ1800m  4着/5番人気
2007年 7月28日 マイセンシチー    3歳未勝利        小倉芝2600m 11着/9番人気
2007年 8月19日 チャーミングシチー  2歳新馬         小倉芝1800m 開催中止
2008年 3月 9日 エスポワールシチー 3歳新馬         阪神芝1600m  3着1番人気
2008年 3月29日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着1番人気
2008年 4月12日 ダブルダンスシチー 1000万下        阪神ダ1800m  2着/5番人気
2008年 5月 3日 エスポワールシチー 3歳未勝利        京都芝1600m  6着/2番人気
2008年 5月11日 ダブルダンスシチー 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m 11着/1番人気
2008年 6月21日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着/4番人気
2008年 7月20日 エスポワールシチー 3歳未勝利        小倉芝1200m  1着1番人気
2008年 8月10日 エスポワールシチー 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m  7着/3番人気
2008年 9月27日 エスポワールシチー 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m  1着2番人気
2008年10月 4日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1800m  9着/2番人気
2008年11月24日 エスポワールシチー トパーズS OP     京都ダ1800m  1着1番人気
2009年 1月25日 エスポワールシチー 平安S GV       京都ダ1800m  2着1番人気
2009年 2月15日 ダブルダンスシチー 500万下         小倉ダ1700m  3着/3番人気
2009年 2月22日 エスポワールシチー フェブラリーS GT   東京ダ1600m  4着/5番人気
2009年 3月 8日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1400m 11着/6番人気
2009年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m  1着2番人気
2009年 5月17日 エクストラシチー   湯沢特別 500万下  新潟芝1200m 16着/14番人気
2009年10月12日 エスポワールシチー 南部杯 JpnT     盛岡ダ1600m  1着2番人気
2009年12月 6日 エスポワールシチー JCダート GT     阪神ダ1800m  1着1番人気
2010年 2月21日 エスポワールシチー フェブラリーS GT   東京ダ1600m  1着1番人気
2010年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m  1着1番人気
2010年10月11日 エスポワールシチー 南部杯 JpnT     盛岡ダ1600m   2着1番人気
2010年11月 6日 エスポワールシチー ブリーダーズカップ クラシック GT 米チャーチルダウンズ ダ2000m 10着/7番人気

これ以降は2月11日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ライヴマジック △△
メーンテーブル
セーヌドパリ △△
ユウキオジョウー
クリノマドンナ
エーシンジョイフル △△
マイネマグノリア
セシリアシチー
ルレーヴドメール △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マイネマグノリア 3.2
ユウキオジョウー 3.8
セーヌドパリ 6.7
メーンテーブル 7.0
エーシンジョイフル 7.9
ルレーヴドメール 9.7
中 略
セシリアシチー 40.4
ダイナミックワルツ 50倍以上
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
セシリアシチー 37 37
ルレーヴドメール 52 52


デイリー馬三郎

予想印

◎ マイルマグノリア
○ ユウキオジョウー
▲ メーンテーブル

以下省略

セシリアシチーは無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

セシリアシチー(6着)

 「距離が保つかどうかと感じていたので、終いを生かすレースをしました。思ったよりもカッとせずに走っていましたし、レースの内容は良かったですよ。」(伊藤直人騎手・競馬ブック)
 「中団から。道中はラチ沿いを進み、3コーナー付近から外へ。しかし、直線の入り口でゴチャついて、終いの伸びを欠いた。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

セシリアシチー

 「追い切りの動きがなかなか良かったね。体も締まってきて、上積みは見込めるから前進を。」(斎藤誠調教師・デイリー馬三郎)

ルレーヴドメール

 「攻めに時計を詰めているように、使った上積みは十分。今回は限定戦だし、前進は必至。」(須貝尚介調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 セシリアシチーの輸送や距離は気になりますが、なんともここは弱いメンバーですね。追い切りで目立つのはマイネマグノリア、ルレーヴドメールくらいで、今回も掲示板あたりは期待できそうな気がします。

 しかし、初の長距離遠征や距離など不安点もあり、何とも難しいですね。

これ以降は2月12日に作成

●2月12日のレースは感冒の為に取り消しました

 2月12日の京都1Rに出走が確定していたセシリアシチーですが、当日6:30、出走取消を発表しました。その日はたまたま私の休日と重なり、京都競馬場でセシリアシチーの応援をしたいと思っていましたが、取消で現場に行くのもキャンセルしました。

 最初は東京での出走だと思っていたので京都競馬場に行く気は全くなかったのですが、京都に来るとなると話は別です。しかも、貴重な関東の愛馬。未勝利の身分ではなかなか関西遠征というのはありません。ですから、取消で会えないのは非常に残念です。

 しかし、取消当初はなぜ取消になったのか不明だった為に心配されましたが、感冒なら心配ないですね。所謂風邪ですから。

これ以降は2月24日に作成

●2月15日に梶村ステーブルに放牧に出されました

 2月12日のレースを感冒による熱発の為に取り消した我らが愛馬セシリアシチーですが、15日に梶村ステーブルに放牧に出されました。斎藤誠厩舎は馬房の回転の早い厩舎ですから、今回レースに出走し、優先出走権を得たり、得なかったりどちらでも短期放牧に出されると思っていましたが、やはり万全でないセシリアシチーは放牧に出されました。

 今後状態が良くなれば帰厩すると思いますが、前走から間隔が空いてしまうので、叩いた上積みを望み辛くなりました。

これ以降は3月4日に作成

●3月3日に帰厩を確認しました

 感冒による熱発の為に前走を取り消し、梶村ステーブルに放牧に出されていた我らが愛馬セシリアシチーですが、3月3日に美浦トレセンへの帰厩を確認しました。

 10日ルールから言って、おそらく3月2日には帰厩しているでしょうから、出走は最短で3月12日、13日のどちらかと言うことになります。3月12日の中山2R ダート1800m 牝馬限定戦あたりが濃厚ではないでしょうか。

 私も良く知りませんが、取り消した分が出走にカウントされるのなら、除外が濃厚かと思います。

これ以降は3月24日に作成

●気になる出馬想定表(3月27日 阪神1R)

出馬想定表 3月27日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1800m 牝馬限定戦 フルゲート16頭 全40頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アソルータ 横山典弘
アドマイヤアキーダ 柴田善臣
アルテリーベ 木幡初広
イットーアンファン
エーシンミモザ 幸英明
エフティレフア 横山和生
オペラフォンテン 高嶋活士
クイーンセレニティ
クラシックルージュ 国分恭介
クラリティー 佐藤哲三
クローズホールド
ココアンジュ
サニーヘイロー 吉田豊
シーズガレット
シャンソン
ジャングルウィップ 小坂忠士
スエヒロジュピター
ストリングビーン
セーヌパリジャンヌ 古川吉洋
セシリアシチー
テイエムセーラー
トーセンビート 横山和生
トーホウソング
トミケンヴォーリア
ナンクルナイサ
ネセサリー
ハーベストガーデン
フォーミー
フォトジェニック 蛯名正義
プリンセスキナウ 内田博幸
マイフラワー 田中勝春
マキノスペシャル
マラゲーニャ 後藤浩輝
マンドルラ
メイショウモンシロ
ヤマニンエシャルプ
ユウキオジョウー 幸英明
ラパヌイ 四位洋文
ラヴフェアリー
ルシェロ

フルゲート16頭のところに、40頭が出馬想定されています。優先出走権持ちと優先権のある初出走の馬だけで15頭おり、セシリアシチーの除外は確実です。動きが良いだけに残念です。

●想定されていた3月27日 阪神1Rは除外確実の為に回避

 なんとか関西での出走を模索し、27日の阪神1Rに出馬想定されていた我らが愛馬セシリアシチーですが、上述のように除外確実の為に出馬投票を見送りました。

 中山開催中止の為に阪神競馬場が混雑しており、また初出走の馬が優先であることから、既走馬であるセシリアシチーが出走に至ることはなかなか難しいですね。

 来週こそは出走して欲しいですね。

これ以降は3月30日に作成

●追い切り情報(3月30日更新)

前走前 1月13日 美浦南D 良馬場 馬なり余力

柴山雄一
5F 70.2
4F 55.2
3F 40.8
1F 13.7[7]
キングオブサンダー(3歳新馬)一杯の内同入脚色良



2月3日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
1回
柴山雄一
4F 51.6
3F 38.3
2F 25.8
1F 13.4
シャイニングカラー(3歳500万下)末強めに0.2秒遅れ


2月6日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.4
3F 43.4
2F 28.7
1F 14.3


2月9日 美浦南ニューポリトラック 一杯に追う

柴山雄一
5F 66.4
4F 51.9
3F 38.1
1F 12.8[5]
ターフェル(3歳未勝利)馬なりの内同入


3月4日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.1
3F 41.5
2F 27.9
1F 14.1


3月6日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.6
3F 44.9
2F 29.7
1F 14.9

3月9日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.8
3F 39.4
2F 27.2
1F 14.6
コスモアパッチ(3歳未勝利)叩き一杯を0.1秒先行1.4秒遅れ


3月13日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.4
3F 42.6
2F 28.2
1F 14.4


3月16日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.1
3F 41.3
2F 27.3
1F 13.5


3月23日 美浦南坂路 良馬場 末一杯追う
1回
柴田未崎
4F 52.5
3F 38.5
2F 25.2
1F 12.7
ウジュンジャラン(3歳未勝利)一杯に0.2秒先着


3月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.6
3F 40.4
2F 26.6
1F 13.4


3月30日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.2
3F 41.8
2F 27.4
1F 13.7
 2月3日、坂路での自己ベストを更新しました。しかも4F51.6という時計はジョッキー騎乗とはいえ脚力のない馬には出せない時計で、やはり前走の6着がフロックでなかったことが証明されました。
 未勝利クラスでは勝ち負けできる能力のある馬だと確信しました。これで終いも12秒台ならもっと熱いのですが、13秒台はご愛嬌ですね。適度に休養も取り、疲労も取れたことから、2戦目の今回は前走よりもやれると思います。
 騎手に追い切りを依頼していることからも期待の高さが窺えますし、柴山雄一騎手の手も合うのではないでしょうか。もちろん、前走の伊藤直人騎手の騎乗も申し分なかったですが。

 2月6日、15−15で追い切られました。一度叩いて動きも良化しています。水曜日の動きにも注目です。

 2月9日、出馬前の最終追い切りですが、ジョッキー騎乗の割に案外平凡です。全体の時計、上がり等悪くはないものの、馬場の最内を通ってのものですし、外を通った併せ相手は楽な手応えです。
 ただ、先週今週とびっしりとやられていますし、勝ち負けとまでは行かずとも、良いところはあるのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。

 3月4日、感冒による熱発の為に前走を取り消した後、一旦は放牧に出されていたセシリアシチーですが、帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。まだ15−15強め程度の追い切りです。取り消した前走前の追い切りの動きはかなり良かったですから、今回もいい動きを見せて欲しいですね。

 3月6日、15−15での追い切りです。さあ、次の水木でどのくらいの動きを見せてくれるかですね。斎藤誠調教師のことですから、12、13日あたりで出走させるでしょう。取り消した前走前同様の抜群の動きなら熱いのですが・・・。

 3月9日、終い完全に脚が上がっており、併せ相手に1.4秒を遅れています。うーーむ、これは酷い。よって、当然今週の出走予定はなくなりました。もう少し追い切り本数が必要ですね。やはり取り消しの影響はそれなりですね。

 3月13日、うーーん、まだまだ重苦しい動きですね。終いが全く伸びていません。まだ時間を要する気がしますが。

 3月16日、震災の影響で中山開催は3月一杯行われませんが、斎藤誠調教師は取り消しした前走のこともあり、セシリアシチーに長距離の輸送は向いていないと判断し、阪神・小倉2場開催の今週来週は出走させないようです。
 追い切りの動きもなかなか良くならないですから時間をかけるのは有り難いことですが。

 3月23日、ジョッキー騎乗とはいえ、ようやく以前の良い時の動きに戻ってきました。この動きなら力は出せそうです。しかし、長引く中山競馬場の開催中止により、関西に遠征しなければならず、前回これで感冒を発症し熱発しましたので、輸送には凄く不安があります。
 輸送をクリアすれば好走可能でしょうが、なんとも強気にはなれないですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。追い切りだけならかなり優秀な動きだと思います。以前の4F51秒台の時よりも終いまでしっかりと伸びており良い状態だと考えます。

 3月27日、助手さん騎乗で14−14程度の追い切りですね。動きは良化していますし、なんとか出走したいですが、やはり輸送は気になります。

 3月30日、今週も出走が微妙なので軽め調整ですが、想定通りなら出走できそうな気もします。どうなるでしょうか。私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。出走したいですね。

●気になる出馬想定表(4月2日 阪神1R)

出馬想定表 4月2日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1800m フルゲート16頭 全25頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
カレンジュニア
13 キングダンサー  2/05
ココアンジュ  3/05
ゴールドテースト 12/19
ゴールドファイター 11/21
12 サクラプレリュード 松岡正海  1/15
サルバドールダンス 北村宏司 11/14
スマートアルタス 小牧太 12/11
13 セイプロスペリティ  2/06
15 セシリアシチー  2/12 B+
ソウルオブエイチ  2/27
タケルハヤテ  2/27
10 タツサイゴン  1/05
ダイワコンフォート  2/27
チェルビアット 12/05
15 テイエムセーラー  2/12
デルサラード 岩田康誠
15 トーホウソング 的場勇人  2/13
トーワゴールド  3/06
15 トラファルガー 江田照男  2/12
パラダイスポイント  3/20
11 ヒマラヤ  1/10
ビアトリクス 内田博幸  2/26
ブライトジェム
マサノエクスプレス 国分優作  2/26

フルゲート16頭のところに、25頭が出馬想定されています。表中左端数字は優先出走順位。

想定表通りならセシリアシチーは抽選対象ですが、割りこまれるので、そう上手くは行かないでしょう。

私はよく知りませんが、取り消した2月12日を含めず前走は1月16日とするならば出走可能だと思いますが。

これ以降は4月1日に作成

●出馬確定表(4月2日 阪神1R)

出馬確定表 4月2日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1800m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アズマインパクト 武豊 12/04 新馬 阪神芝1400
アルマニャック 浜中俊  1/12 交流 名古ダ1400 14 B−
ゴールドテースト 平野優 12/19 未勝利 中山ダ1800 15 15
サクラプレリュード 松岡正海  1/15 未勝利 中山ダ1800
サツマノホシ 江田照男 12/04 未勝利 中山ダ1800 10 11 10
サフランルーデンス 小林慎一郎 初出走
サルバドールダンス 北村宏司 11/14 新馬 東京芝2000
スマートアルタス 小牧太 12/11 未勝利 小倉ダ1700 10
セシリアシチー 国分優作  2/12 未勝利 京都ダ1800 B+
タケルハヤテ 石橋脩  3/06 新馬 中山ダ1800 10
デルサラード 岩田康誠 初出走
ドガ 柴田善臣  2/05 新馬 東京ダ1300
ハタノゼフィロス 柴山雄一  1/16 未勝利 中山ダ1800
ハードボイルド 石神深一 11/27 未勝利 東京芝1800 15 18 15
ビアトリクス 内田博幸  2/26 新馬 中山芝2000
ブライトジェム 吉田豊 初出走

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり


セシリアシチーは想定表通りですが、3日の阪神2Rに出馬想定されていたアルマニャックがこのレースに出馬することになり、同一レースでほっさん愛馬同士が激突することになりました。

栗東に所属変更後活躍の目立つ国分優作騎手を確保できましたし、メンバーも弱いですしいいところを見たいですね。

●阪神ダート1800mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。京都のダ1800mよりも若干長めだが、1コーナーまでの主導権争いは厳しく、外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダ1800mとは対照的に1枠の成績が最も悪く、大外枠が最も良い。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中〜外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、クラスによってまちまち。条件クラスでは前へ行った馬がそのまま押し切る競馬。
 特にブライアンズタイム産駒の逃げ、先行馬が非常に強いのが特徴
 オープンクラスは、展開次第だが差し馬が来ることが多い。派手な大外一気、マクリが決まることも。しかし、京都ダ1800mより癖がなく、各馬力を発揮しやすい条件。

有利な枠順 多頭数は外
有利な脚質 先行
ポイント ブライアンズタイム産駒、中距離実績
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、四位洋文、藤田伸二、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒3
2歳未勝利 1分56秒6 1分54秒7 1分56秒2 1分53秒2
2歳500万 1分55秒8 1分53秒5
3歳新馬 1分56秒6 1分56秒1 1分55秒7 1分54秒2
3歳未出走 1分56秒2 1分56秒4 1分56秒1 1分54秒1
3歳未勝利 1分55秒6 1分55秒2 1分54秒4 1分54秒2
3歳500万 1分54秒1 1分53秒8 1分52秒7 1分52秒6
古馬500万 1分54秒0 1分53秒3 1分52秒9 1分51秒9
古馬1000万 1分53秒1 1分52秒4 1分51秒9 1分51秒4
古馬1600万 1分52秒2 1分51秒1 1分50秒7 1分49秒8
古馬オープン 1分51秒6 1分50秒5 1分49秒9 1分51秒5

●騎手は栗東移籍後飛躍的な活躍を見せる国分優作騎手(ほっさん評価「E」)

 国分 優作(こくぶん ゆうさく)、1990年12月27日生まれの20歳、JRA(日本中央競馬会)の3年目の騎手である。所属はデビューは美浦の国枝栄厩舎だったが、2011年3月1日より栗東フリーに所属変更した。茨城県勝田市(現・ひたちなか市)出身。

 常用外漢字の使用に制約があるJRA公式ホームページ・新聞などでは「国分」と表記されるが、正しくは「國分 優作」。

 双子の弟・国分恭介も騎手。

 2006年4月に競馬学校第25期生として双子の弟・恭介らと共に入学。他に同期は丸山元気、松山弘平、小野寺祐太らがいる。2009年2月に競馬学校を卒業。その際、成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞した。

 同年、美浦トレーニングセンター・国枝栄厩舎所属の騎手としてデビュー。JRAでは柴田大知・柴田未崎以来13年振り2組目の双子騎手となった。

 初騎乗は2009年3月1日、中山競馬場第1レースのヒラボクドリームで、16頭立ての14着だった。同年4月19日、福島競馬場第5レースで7番人気ラレーヌデュバルに騎乗し24戦目で初勝利を挙げた。同期で勝利を挙げたのは、松山弘平、小野寺祐太に続き3人目。

 2009年は栗東の恭介が23勝に対し、優作は4勝。2010年は恭介が52勝に対し優作は3勝と、弟に大きく水を空けられる状況であった。当時の師匠の国枝の方針もあり、2010年11月より騎手としては珍しく「栗東留学」を行っていたが、2011年3月1日より栗東へ所属変更した。


 「国枝栄厩舎では走る馬には乗せてもらえない。10年には常に人気になるソルプリマベラを任されていて、成績は2、6、2、4着。同馬が小柄な3歳牝馬で力がつき切っていないこともあるが、3キロ減の恩恵があって勝ち切れていない。バランスは悪くないが、まだパワーがひと息。」(佐藤祐樹元公営騎手)



 2009年デビューの新人騎手5人の2011年3月31日までの騎乗成績は以下のとおりです。

丸山元気  120勝
国分恭介   79勝
松山弘平   72勝
国分優作   18勝
小野寺祐太 14勝

 国分優作騎手は関東所属だった2010年は年間3勝、勝率1.2パーセント、連対率5.9パーセントと低迷していましたが、2010年11月に栗東留学してから成績が上昇。そして2011年3月、関西の所属騎手には減量3キロの騎手が少なく重宝されることから栗東所属に変更。これを機に一気に成績は急上昇。

 2011年3月31日までの僅か3か月間で11勝。勝率7.0パーセント、連対率12.0パーセントと成績も飛躍的に伸びた。環境が整いこれからの活躍が期待される。



 ほっさん愛馬への騎乗は今回が2回目ですが、データが示すように、国分優作騎手の関東在住時の成績は環境や騎乗馬に恵まれなかった為のものであり、度外視して良いでしょう。

 関西に所属変更してからはなかなかの成績を残しており、当然今回も期待を持っています。

 ほっさん愛馬での成績

 2009年 3月21日 エクストラシチー 500万下 中山ダ1200m 13着/11番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ブライトジェム
アズマインパクト
デルサラード
サルバドールダンス △△
セシリアシチー
ハタノゼフィロス
スマートアルタス △△
アルマニャック
ビアトリクス △△
タケルハヤテ △△
サクラプレリュード
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ビアトリクス 3.7
デルサラード 3.8
スマートアルタス 5.3
プライトジェム 6.5
サクラプレリュード 8.0
アズマインパクト 11.6
タケルハヤテ 14.6
サルバドールダン 25.6
アルマニャック 27.3
セシリアシチー 30.8
ドガ 33.3
ハタノゼフィロス 36.2
サツマノホシ 45.6
ハードボイルド 50倍以上
サフランルーデンス 50倍以上
ゴールドテースト 50倍以上

人気通りの着だったら2頭とも出走奨励金(8着以内)にありつけないじゃないかッ!!プンプン(佐藤珠緒風に)。



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
セシリアシチー 37 37
アルマニャック 38 11 38



騎手今日の馬

浜中俊騎手 アルマニャック ×立て直すが動き地味

デイリー馬三郎

予想印

◎ ビアトリクス
○ デルサラード
▲ アズマインパクト

以下省略


アルマニャック、セシリアシチー共に無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アルマニャック(4着)

 「昨日の名古屋競馬はいい状態で送り出せたものの、やはりまだ良化途上という感じでモサモサして見えました。厳寒期とあってかなり冬毛も目立ちますし、体調も本物ではないのかもしれません。立派な馬体をしていますから、もう少し中身ができてくれば動けるようになるはず。いったん放牧に出して少し成長を促してやりたいと思います」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

セシリアシチー(6着)

 「距離が保つかどうかと感じていたので、終いを生かすレースをしました。思ったよりもカッとせずに走っていましたし、レースの内容は良かったですよ。」(伊藤直人騎手・競馬ブック)
 「中団から。道中はラチ沿いを進み、3コーナー付近から外へ。しかし、直線の入り口でゴチャついて、終いの伸びを欠いた。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

アルマニャック

 「成長面で物足りなさはあるけど、千八の方が追走面は楽になる。叩いた効果にも期待。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

 「水曜日は坂路で終い重点に時計を出しました。見習い騎手を乗せていることもありますが、ここにきて坂路の動きはだいぶ良化してきましたね。追い切り本数も十分ですし、仕上がりは上々です。当初考えていた芝レースへの出走は難しいのでダートになりましたが、今のデキなら巻き返しは可能だと思います」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)


 ちなみに以下は開催中止となった3月12日のレース前のコメントです。

 「以前より体質面が強化され、動けるようになってきた。芝変わりがプラスに出れば。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

セシリアシチー

 「熱発での取消明けになるが、今はもう気合が乗って気配が良くなっている。大丈夫。」(斎藤誠調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 同一レースに愛馬2頭出しとなったほっさん厩舎ですが、どちらも期待あり不安ありの難しい状況です。

 アルマニャックは今まで追い切り本数が少なく、イマイチの成績でしたが、それでもそこそこの内容で、例えば14着に敗れた2戦目でも走破時計は着ほど悪いものではありませんでした。

 今回は開催中止の影響などでじっしりと本数を乗られており、前進が期待されます。追い切りの動きも過去最高です。

 また、鞍上の浜中俊騎手は人気よりも上の着に持ってくることが多い素晴らしい騎乗技術の騎手で、今回も得意の阪神で能力以上のものを引き出してくれる可能性があります。

 しかし、交流戦でも4着などパンチ不足は否めず、今回このメンバーでこの状態であまりにも酷い内容なら芝以外の選択肢ではもう無理でしょう。それほど今回は条件が揃っていると思います。


 セシリアシチーは前走の新馬戦は6着とメンバーや時計に疑問がつくものの相手なりにしっかりと走りましたし、追い切りの動きも前走よりも更に良化しています。

 しかし、前回感冒の為に取り消したように遠征に不安があり、今回も震災の影響で関東から関西に輸送されることで大きな不安要素です。

 しかも、前走は牝馬限定戦でしたが、今回は牡馬との混合戦です。1度使われた上積みを考えるなら前進も期待できますが、ブランクも長く、こちらも走ってみないとわからないというところが正直な見解です。


 ただ、人気の中心になりそうなビアトリクスは前走2着と言っても芝のレースですし、ダートでどこまでやれるかはわかりません。武豊騎手の馬も初戦の前走2番人気ですが9着と完敗しており、その時の芝から今回ダートに変わりますが、初ダートでどこまでやれるかわかりません。

 またそれ以外のメンバーはかなり弱面で、今回が初戦となる馬に厚い印がついています。普通なら、デビュー戦の馬よりも既走馬の方が有利ですし、アルマニャックは今回4戦目です。レースも段々と上手になっていますし、そういったところである程度やれても全く不思議はありません。


 ですので、世間一般から見ればあり得ない2頭でしょうが、今回私は自分の愛馬に色気を持っています。掲示板、或いは勝ち負けにどちらかが入ってくれないものか。その可能性は低いものの、ゼロではないと思っています。パドックを見たら考えが変わるかも知れませんが・・・。

●明日は口取りの権利を持って現地応援致します

 明日4月2日は私は公休日ですので、明日は同じレースに出走するアルマニャック、セシリアシチー共に口取りの権利を持って(当選しましたが、勝てそうな雰囲気はないと思われているのでこれは当然でしょう><)現地応援に向かいます。

 アルマニャックもセシリアシチーも会うのは初めてですから、本当に楽しみです。見ればなんとなくこれから先、やれるのか、ここまでかとかわかりますからね。

 当然、パドック写真等たくさん撮ってくる予定です。できるだけ2日中にはアップしたいと思います。


 ただし、共にシンガリとブービーならあまりのショックで落ち込み、更新は出来ないかも知れません(このパターンが多いんだよなぁ・・・)。

これ以降は4月4日に作成

●パドック

 予定通り朝イチから阪神競馬場に行ってきました。とにかく初めて生で見る愛馬アルマニャックとセシリアシチーが楽しみでした。

 以下は撮影順です。


アルマニャックと初対面。最初の気配はセシリアシチーの方が良かったですが、周回を重ねるごとに気合が乗って来ました。馬体はアルマニャックの方が良かったです。



メンコ、手綱、ビンテージ、助手さんのベストなどなど厩舎カラーの緑(きれいな緑ですね)に染まるセシリアシチー。こういうのは、現地に行かないとわかりませんからね。



クリンゲルベルガーと同じくたてがみをキャロカラーできれいに編んで貰っています。こういう細かいところが好きですね。



値段も値段だし、そろそろ目覚めてくれないと・・・と期待半分不安半分だったアルマニャック。



セシリアシチーは前の馬わ後ろから追い越しそうなくらい気合が乗っていました。



セシリアシチーは気配がかなり良かったのですが、如何せん前走マイナス18キロはいかにも細く見えました。輸送に備えて重め残りだったはずですが、やはり輸送はかなり苦手のようです。



とまーれーの直後。どうですか?お腹に余裕がないでしょ?筋量もあまりなく、華奢な牝馬に思えます。



こちらは逆に多少ボテッと見えるアルマニャック。もちろん、細いよりもふっくら仕上がりの方が良い訳ですが。帽子の方は浅見秀一調教師。



こちらは斎藤誠陣営。



関西に所属変更後、活躍の目覚ましい国分優作騎手。頼むぞ。



私は初めて国分優作騎手を生で見ましたが、なぜか以前からお顔はよく知っています。



こちらはお馴染みの浜中俊騎手。



以前4番人気の愛馬ステップシチーを見事に勝ちあげてくれた浜中俊騎手。



国分優作騎手は騎座姿勢が良いですねぇ。これからまだまだ活躍されるのではないでしょうか。



14番人気のハードボイルドを3着に持ってきた石神深一騎手(手前)。2008年4月19日に愛馬ギムレットシチーに騎乗していただいてます。
関西ではほとんど見ることのできない騎手です。



毛ヅヤも良く、輸送のない関東圏や滞在競馬ならもっとやれると確信したセシリアシチー。



右端の馬は前走芝のデビュー戦でエチゴイチエ2着となり今回1番人気に推されたビアトリクスと内田博幸騎手。

まさか最後の最後にセシリアシチーに競り落とされて9着と出走奨励金すら逃すとは・・・。

やはりビアトリクスも馬体重前走マイナス20キロと未勝利身分での関西遠征は堪える様です。



気合の入る浜中俊騎手と1番人気馬に騎乗しながら渋い表情の内田博幸騎手。



地下馬道に入る前にオッズを確認した浜中俊騎手。



ゴーグルをかけようとする浜中俊騎手。



パーチャク。頼むぞ!!

●本馬場入場


レース11分前の3連単の支持率分布グラフ。この時点ではアルマ様が10番人気、セシリアが11番人気ですが、締切直前サツマノホシに一気に抜かれてそれぞれ1つずつ人気を下げます。

その一気に売れたサツマノホシは2着に食い込みます。何か知る人が知る情報が流れていますね。

しかし、前走2着と言っても芝のレースでダートが走るかわからないビアトリクス、今回が初出走のデルサラード、前2番人気も9着大敗のアズマインパクトと怪しげな馬たちが人気を背負っているものです。これらを疑問視していた私にとっては不思議な話です。



馬場入場後。筋肉がしっかりとついて、顔つきも走りそうにみえるアルマニャック。



ここまで怪我や故障もなく3戦を消化しています。1つ勝って、無事是名馬で長く走って欲しいですね。



発走直前。かなり発汗しているアルマ様。確かにいつもよりは熱かったですが、他馬はここまで発汗している馬はいませんでした。



しかし、走ったから言うようで嫌ですが、この馬は馬体に惹かれて購入した馬で、初めて生で見ましたが、筋肉の付き方や皮膚の薄さなどやはり私の好きなタイプのお馬さんでした。また惚れ直しました。



気合の入る国分優作騎手



適度な発汗は新陳代謝の良さを表わすもので良いとどこかに書いてありましたが、他馬が全く出ていなかったので、少し心配になりました。



馬体は良いも中身(内臓など)が伴わないと言われ続けたアルマニャック。追い切りの動きは今回が過去最高でしたし、徐々に中身が出来て来ているのではないでしょうか。



馬体だけなら未勝利クラスにいる馬ではないと思うのですが。

●レース 


ゲートオープン!!先行有利のダートですし、とにかく出遅れたりダッシュがつかずでポツン最後方だけは嫌でした。祈る気持ちでゲートをみつめていました。



おおっと!!セシリアシチー好スタート!!アルマ様もそこそこのスタート!!



セシリアシチーは更に二の脚も付きグッと前に出ます。アルマ様は少しだけ遅れをとったように見えました。



好スタートから2番手に上がるセシリアシチーと5、6番手のアルマニャック。



この写真の時点で、私の愛馬が2頭共前におり、これは結構やれるかもと思いました。

 セシリアシチーはこれ以上無理をせずに馬なりで8番手の最内、アルマ様はセシリアシチーを交わして6番手の最内に位置します。2頭共良い位置にいますし、ラチ沿いということで距離ロスなく走れますし、道中の手応えも良いですし、一緒にいた家族に、これはもしかすると良いところにいけるかもと言いました。そしてずっと心の中で「そのまま、そのまま」と念じていました。

  アルマ様は直線に入ってすぐに一瞬伸びずにおろっと思いましたが、これは前が詰まってのモノだったようで(正直そこまで現地でわかりませんでしたから)、そこから脚色は衰えず前を捉える勢いで、3着はあろうかという勢いでした。

 アルマ様からワイドを総流しされたUragaさんじゃないですが、正直複勝馬券を厚めに持っていた私としてはなんとか高配を手にしたく、最後の1ハロンは随分と強力な私の鼻息で後押ししました。

 結局脚色は良かったものの粘る3着馬を交わせずに4着でゴール。


 セシリアは道中の位置そのままに8着でしたが、ゴール直前で1番人気馬のビアトリクスをクビ差交わしての8着。8着と9着では出走奨励金の有無の差もあり非常に大きなものです。

 愛馬アルマニャック、セシリアシチー共に上々の内容で出走奨励金を確保。

 しかも、アルマニャックは次走への優先出走権も獲得しました。これは非常に大きいなぁ。


最後の直線。



ここから最後までアルマニャックの脚色は鈍りません。



人気馬が総崩れでかなりの高配になりました。



10番アルマ様4着。いやぁ、嬉しいですね。

●時計の評価

 今回のアルマニャックの走破時計1分56秒5良馬場は、阪神ダート1800mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが、1分55秒6良馬場ですから、やや足りないものの、垂れてきた馬が邪魔になり追い出しを待たされた分がありますので、まずまずの時計と言えるでしょう。何より、前々走は1分58秒5良馬場で走っていたわけですから、2秒も時計を縮め、良化していることを窺わせます。

 セシリアシチーの1分57秒0良馬場も初戦は中山ダート1800mで2分00秒4良馬場も時計を要していたわけですから、大幅に時計を縮めることができましたし、2戦目としては上々です。


 ちなみに翌日の阪神ダート1800m(良馬場)の時計ですが、2Rの3歳未勝利戦の勝ち時計が1分55秒8、6Rの3歳500万下の勝ち時計が1分54秒9でした。全体的に時計がかかっており、今回のレースは弱面だったとはいえアルマ、セシリア両馬の時計はそれなりに評価してあげていいのではないでしょうか。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アルマニャック(4着)

 「ワンペースなタイプなので、エンジンがかかった時に包まれたら嫌だなと思っていたのですが、直線でスペースがありませんでした・・・。でも行きっぷりは良かったですし、すぐにチャンスはきそうです。」(浜中俊騎手・競馬ブック)

 「大型馬でモタモタするのでビッシリ追ってほしいと言われていたのですが、予想以上に行きっぷりが良かったので驚きました。ワンペースで走るタイプなので直線で前が詰まって勢いがつかなくなったのが痛かったです。もっとうまく捌ければ2着はあったと思います。うまく乗れず申し訳ありません」(浜中俊騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今日はスタートから行きっぷりが良かったし、道中も終始手ごたえ良く進められましたね。直線で前が狭くなって追い出しが遅れたのはもったいなかったけれど、最後までいい伸びだったし、次につながるレースだったと思います。このあとは馬体をチェックしてから決めますが、平坦な京都のほうがさらに力を出せるだろうと考えています」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

アルマニャック(4着)

 「馬体は悪くない。好位の内目で流れに乗っていたが、直線はバテたサクラプレリュードが壁になり、追い出しを少し待たされた。メドの立つ内容。」(競馬ブック)
 嬉しいなぁ。専門誌のTMから見てもメドの立つ内容。これで完全に未勝利戦にメドを立てました。

●今後の展望

 アルマニャックは私はまだ芝という選択肢を捨て切れません。しかし、優先権を獲った今回、やはり次走は浜中俊騎手でダート1800mでしょう。もちろん異論はありません。まずは確実に勝ち上がることです。

 セシリアシチーはやはり輸送が堪えていることは馬体重の減り方からも明白です。震災の影響で関東で開催されないのは痛いですが、今回優先権を逃したことでしばらくは出走できませんから、次に出走する頃には関東圏でも競馬が開催されていることでしょう。

 ダート1800mも少し距離が長く感じられ東京のダート1400mか1600mならもっと出番があると思います。前走の6着よりも今回の8着の方が手応えを感じました。

 しかし、いずれにしてもメドの立つ内容で、この2頭はなんとか未勝利を勝ち上がって欲しいと思いました。

●最後に

 アルマニャックもセシリアシチーもある程度の自信はあったのですが、確信はなかったので、これだけ走ってくれれば嬉しいです。

 特に高額馬のアルマ様が良い走りを見せてくれたことが嬉しかったですね。4着といえば、本賞金(収得賞金じゃないよ)にも75万円が加算されますし、何よりも次走への優先出走権がいただけます。

 関東での競馬が震災の影響で見合されていて関東馬が関西に大挙押し寄せてくる今、概ね3か月の空き期間がなければ権利のない馬は関西では出走できません。


 アルマ様は大型馬ですし、叩いて2走目以降が肝心です。これを優先権を逃してしまい、また期間が空いてしまえば悪循環の繰り返しで能力が出せません。とにかく大きい4着でした。


 今回が4戦目のアルマ様は、レース前に私が書いたように、人気を集めている初出走馬よりはやはりレース慣れしている分ゲートも良かったですし、最後までしっかりと走れました。

 この馬、牧場で乗り込まれていると言ってもいつも中途半端な状態(追い不足)で出されており、開催中止の影響などでビッシリ追われた今回は自己ベストも更新するような追い切りの動きで期待していました。

 また、前々走の14着も走破時計はそう悪くないと書いていたように、結構、今までは強い相手と戦っています。

 今回はガラッと相手に恵まれたので少しは良いところが見られるかと期待していたのですが、本当にいい内容でした。

 それでも、相手に恵まれたことを忘れてはいけません。上位に来た馬もことごとく人気のない馬で、アルマニャックも次走相手次第では掲示板も怪しいかも知れません。

 それでも、内容の良さと、大型馬の叩き2戦目ということで私個人はかなりの期待を持っています。

 なんとか勝ち上がって、クリンゲルベルガーのように500万でいつも勝ち切れずも良いところに顔を出すと言った存在になって欲しいと思っています。


 それにしても、ステップシチーでも見事な騎乗だった浜中俊騎手。やはり敵に回せば恐ろしく、味方にすればこれほど頼もしい存在はありません。


 小柄なセシリアは馬体重の減り方からもやはり輸送が堪えていますね。現地で見たセシリアも細く見えました。

 しかし、ゲートがそれなりに上手く出るので、地元関東或いは北海道の滞在競馬であれば、もっとやれると思います。

 初戦の前走よりも着は落としましたが、牡馬との混合戦でかつ時計も大幅に縮めています。まだ2戦目ですし評価してあげていいと思います。

 今までの愛馬で言うとレイアシチーやアドリアシチー程度の能力はあると思います。


 というわけで、アルマニャックもセシリアシチーも次走に大きな期待を持っています。こういう馬の存在は嬉しいですね。


 頑張れ、アルマニャック、セシリアシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年2月3日作成 7日、9日、10日、11日、12日、24日、3月4日、6日、12日、14日、16日、24日、28日、30日、4月1日、4日加筆

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